2015年4月16日木曜日

アンカラに巨大ロボット出現

<トルコとの貿易(輸出入)、トルコへの投資、トルコ新規市場参入を考える日本企業様へ>
 
4月のはじめ、トルコの首都アンカラに、突如として『機動戦士ガンダム』に登場するザクを彷彿とさせるロボット像が出現しました。

アンカラの人々は市の中心部に突如として現れた『トランスフォーマー』のようなロボット像の出現に度肝を抜かれた、と報じられています。
遅れてきたエイプリル・フールのジョークかと思った、との声も聞かれるこの3.5mの巨大ロボットは、実は今建設が進められているテーマパーク『アンカパーク』のPRのために設置されたものでした。

ロボット像は大統領府近くのアタテュルク森林農園交差点に出現。全部で20体がアンカラ市内各地に設置されたようです。
ヨーロッパ最大規模のテーマパーク『ANKAパーク』の建設を推進するアンカラ市役所が、テーマパークPRのために設置したことが明らかになりました。著作権の関係でトランスフォーマーの完全なコピーはできなかったため似たような形状とした、とのことで、残念ながらガンダムとは無関係なようです。

このANKAパーク計画を推進するのが、アンカラ市長メリヒ・ギョクチェク氏。

このプロジェクトについて「子どもたちを狂喜させるだろう」と話すギョクチェク市長は、この約10日前に自身のTwitterにて5体のロボット像と一緒に撮影した写真を投稿し、フォロワーに「一番かっこいいのはどれ?」と問いかけていました。

1994年からアンカラ市長を務めるギョクチェク氏は、アンカラのPRに非常に意欲的です。
2011年には『ミスケット猫』というアンカラを代表するゆるキャラ的キャラクターを打ち出しています。「ミスケット」というのはアンカラに特有の民族舞踊の名前であり、この猫もアンカラの民族衣装を着てミスケットを踊ります。

2011年4月14日には、TVに初登場したミスケット猫たちと一緒に、市長自身もミスケットを踊る姿が放送されました。


しかしながら、鳴り物入りで登場したこのミスケット猫も、ここ最近はとんと姿を見ないとか…。

今回のロボット騒動も、「ギョクチェクのファンタジーに無駄に税金が使われた」などの批判も寄せられるなど、さまざまな意見が飛び交っています。

さて、そのお騒がせ市長が推し進める【ANKAパーク】、2015年6月オープンの予定となっています。


都市計画の面で問題があるとして裁判所から建設中止の決定が下されていますが、かまわず強気で進められているこのテーマパーク。

果たして6月のオープンは間に合うのか。
計画通りの内容と結果が期待できるのか。
そして新たなトルコの観光スポットとなるのか。

その経過から目が離せません。

<情報元>
http://imarpanosu.com/melih-gokcek-ankapark-otorobotunun-heykelini-dikti/
http://imarpanosu.com/ankapark-projesinde-son-durum/


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2015年4月14日火曜日

ポーランドのビーガンウィーク


ビーガンと言う言葉をご存知でしょうか。

ベジタリアンと混同されることが多いですが、ビーガンとは「絶対菜食主義者」や「純水菜食主義者」と呼ばれる人たちのことです。卵や乳製品などの動物由来の食品を一切口にせず、人によっては毛皮やウールなども身につけないそうです。

日本でも時々、耳にするビーガンですが、ポーランドでは411日から17日まで、首都ワルシャワをはじめとする全23都市でビーガンウィークが開催されます。Empatia Association主催のこのイベントは今回7回目です。料理大会やトークショー、ワークショップ、市場などが開催予定です。同協会によると、ポーランドの7%がビーガンと言われています。

精進料理


さて、ビーガンと聞いて、最初に思い起こすのは日本の精進料理です。精進料理の基本は調味料を余り用いず食材の味を生かし、食材を使い切り無駄を出さないことにあります。食物繊維やビタミン、ミネラルなどが多く、栄養バランスに長けた食事と言えます。

道元禅師の著した『典座教訓』によれば、料理において「喜心、老心、大心」の三つの心が大事と記されています。喜心とは喜んで料理をすること。老心とは細やかな心配りで料理をすること。大心とは冷静にバランスを考えて料理をすることです。

五味、五色、五法という言葉もよく耳にするところです。
五味とは「甘い、辛い、酸っぱい、苦い、塩辛い味」のこと。
五色とは「赤、白、緑、黄、黒」のこと。
五法とは「生、煮る、焼く、揚げる、蒸す」ことです。

これらを均等に織り交ぜながら、精進料理では献立を決め調理していく分けですが、筆者にとっての精進料理とは「偏らず宇宙空間のバランスを取り込んだ壮大な料理」というイメージです。

現在、お寺の宿坊などで体験できる精進料理は見栄えの良さと美味しさに驚いてしまいます。質素な一汁一菜の料理では決してないわけです。お寺の中の庭園を眺めながら、静かにいただく精進料理、是非、ポーランドの人たちにも味わっていただきたいです。

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