2015年2月13日金曜日

ポーランドの緊急通報、半数がイタズラ?!



ポーランド当局によると、2014年の112番通報(ポーランドの緊急通報用電話)は合計で2100万件以上あったが、その半数近くがイタズラ電話とのこと。「112番」はEUに加盟している全28カ国共通の緊急連絡先となっている。イタズラ電話が増えることで、本当に助けが必要な人への対応が遅れてしまうことが問題視されている。 

現在、ポーランドには緊急用のコールセンター各県に1カ所、マゾビア県には2カ所(ワルシャワとラドム)あり、合計17カ所にある。

日本でも、救急車や消防車、警察へのイタズラ電話は少なからず存在する。また、未だに救急車をタクシー代わりに使う人がいる人も後を絶たない。似たような問題はどの国にもあるのだろう。

本来、緊急通報用電話番号は緊急時のみに使用されるもの。目的以外の通話やイタズラ電話は、受信業務に支障を来すため、犯罪とされることもある。国によっては、切迫度によって違う電話番号を用いており、イングランドとウェールズでは、緊急時には999(警察・消防・救急)を用いる。救急でない医療事案に対しては、0845-46-47を用いている。北米やカナダでも、緊急時には911を用い、緊急時以外で警察などには311、地元の相談センター用番号(フィラデルフィアでは231-3131)を用いる。


ものの本によると、世界最初の緊急通報用電話番号は、1937630日にロンドンで使用開始されたとのこと。この緊急通報システムは、 999 の電話番号が鳴るやいなや同時にブザーが鳴り、赤ランプが点灯し、交換手の注意を引くというもの。その後、このシステムは次第にイギリス全土に広がり、1970年代後半にはすべての電話交換設備がこのシステムに対応するようになったとのこと。

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2015年2月1日日曜日

馬肉ショック

少し前のニュースになりますが…119日付Milliyet紙に『馬肉ショック!』

との見出しがあり、興味を引かれたので覗いてみました。

以下、記事を訳してみました。


『盗んだ馬の肉を市民に食わせた』

ブルサにて、ジプシーの市民による「自分の馬が盗まれた」との通報で、
信じがたい出来事が判明した。5頭の馬が盗まれた上に解体され、
高級地区の食肉店2店舗、ピデ(※ひき肉などを乗せたトルコ風ピザ)屋1軒と
ドゥリュム(※スパイシーに炒めたこま切れ肉のラップサンド)2軒に
売却されていたことが分かった。

メルケズ・ユルドゥルム郡でジプシーが暮らすハジュヴァット・ワクフ地区で
3日前、飼い主が家の近くの土地に放牧していた5頭の馬が、何者かによって
盗まれた。通報を受けてユルドゥルム郡警察署は窃盗犯を割り出すため捜査を開始。
今日、巡回中の警察官が、馬が盗まれた地区の近くの小屋の前で血痕を発見、
調べにより盗まれた馬が解体され皮が剥がされたことが確認された。

上流階級が通う店にも売られた模様!

解体された馬の一部はぶつ切り肉とミンチに加工されたことが分かった。
肉を包装中に逮捕されたアリ・V(40歳)は、供述において、肉の一部を、
かねてより契約のあったと見られる、ブルサの上流階級に人気のカフェや
レストランもあるニリュフェル市ファーティフ・スルタン・メフメット通り
にあるドゥリュム屋やピデ屋、ベシュエヴレル地区の2か所の食肉店に
馬肉1kg当たり5リラから売ったことを告白した。馬が解体された小屋で
捜査を行う市農業課は現場に残されたくず肉を保管し、研究室での調査に送った。
事件に関する取り調べは続いている。



言われてみれば、トルコで馬肉を食す習慣は聞いたことがありません。
日本では「さくら肉」としてそれなりに市民権のある馬肉食ですが、世界的には
どうなのかと思い調べてみたところ、日本、フランス語圏の他に、オーストリア、
イタリア、スイス、ベルギー、ルーマニア、アイスランド、カザフスタン、マルタ、
モンゴル、オランダ、ノルウェー、スロベニア、スウェーデン、カナダのケベック州
などがある、との記述を見つけました(Wikipediaより)。

トルコ人にとって「馬肉食」はどのように捉えられるのか興味をそそられたので
もう少し調べてみたところ、「馬肉を食べることは倫理的にどうなのか外国人が
議論するスレ」海外の反応というネット情報を見つけました。
ここの中で、あるトルコ人の個人的な見解として
馬は何千年間も俺たちのことを助けてくれた。馬は俺たちの友達。友達を
食べたりなんかしないだろ。」
というものがありました。
なるほど、さすが騎馬民族の末裔・トルコ人。

せっかくなので、先日トルコから見えたお客様にも同じ質問を投げかけてみました。
彼によると、

「トルコに馬肉食文化はないし、ありえない。でも馬だのロバだの知らされずに
口にしていることはよくあることだ」

とのことでした。
なるほど、さすが…トルコ人。




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