私は在日ポーランド商工会議所を代表して参加した。ポーランドといえば琥珀が有名だが、琥珀のネッックレスを協賛した。ポーランド大使閣下ご夫妻も参加、大使館からも同じく琥珀が協賛品として提供されオークションにかけられた。
ジェラリン・ルーカスというアメリカ人女性が、自らの乳がんの経験を綴った「私が口紅をつけた理由」という書物がある。アメリカではTV映画化され、この本が日本で翻訳出版された際に、この本の表紙に使用された乳がん予防のシンボルマークのデザインの依頼を受けたのがこの会の主催者であるPINK BEAUTY代表の鈴木裕子女史である。
紹介によれば、「彼女がデザインをてがける「Hiroco(ヒロコ)」「Hiroco
luxe(ヒロコ・リュクス)」は、独創的でエレガントなデザインが口コミで話題となり、ハリウッドスターをはじめ、各界のセレブリティの間で人気を博すジュエリーブランド。」とのこと。
ところで、アンジェリーナさんであるが、乳腺を切除すると乳房の大半を失うことになるが、現在は「再建手術」により「美しく」戻ったという。アンジェリーナさんの医師によると、乳がんにかかるリスクが87%、卵巣がんが50%あったという。遺伝子検査の結果、BRCA1 と呼ばれる遺伝子に変異があり乳がん・卵巣がんになる確率がかなり高いことが分かったため手術に踏み切ったとのこと。母親をがんにより56歳でなくしており、「予防の意識」がそうさせたようだ。
さて、私の係わる在日ポーランド商工会議所もポーランド大使館もここ何年か連続してこの「乳がんに関する知識向上や検診を促す啓蒙活動」に協力参加しているひとつである。
私たち日本人はまだまだ欧米に比べチャリティーの意識が低いように思う。
Wikipediaによると「チャリティーとは、慈愛・博愛・同胞愛、または慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動・行為もしくはそれを行う組織」と記されている。
海外の人たちはチャリティも積極的に行うが、その中で、めいっぱいその活動を楽しむ素養と風情があるのだとつくづく感じさせられた。同時に、人への貢献が行く行くは自分にも戻ってくるのだということを思わせる一夜のイベントでもあった。
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