2015年3月3日火曜日

武田薬品、トルコ製薬大手を買収

<トルコとの貿易(輸出入)、トルコへの投資、トルコ新規市場参入を考える日本企業様へ>

武田薬品の100%子会社、武田GmbH(所在地:ドイツ/コンスタンツ)が、トルコの大手製薬会社Neutecの子会社Toplam Kalite(トプラム カリテ)を145億円で買収。

この買収を通じ、消化器系・呼吸器系・代謝系・筋骨格系疾患領域における13製品からなるNeutec社のポートフォリオを獲得する契約を締結。トルコ国内の製薬企業上位20社以内を目指し、武田 GmbHは2015年度第1四半期中に買収を完了する見込みとのこと。

武田薬品の中近東・アフリカ地域のヘッドであるDanilo Cassani氏は、
「当社は、本買収を通じ、東欧・中東におけるキーとなる最大の医薬品市場であり今後5年間で年約6%の成長が見込めるトルコ市場における取り組みを継続的に推進してまいります」と宣言。

一方、Neutec社のCEOであるMahmut Bilgiçは「武田薬品のようなベスト・イン・クラスのグローバル企業と本契約を締結したことを誇らしく思います。本契約は、当社と多国籍企業との最大のパートナーシップの1つです。これにより、当社の主要製品の市場におけるポジションを強化するとともに、さらなる患者さんのニーズに応えるための研究開発活動を強化してまいります」

武田薬品はこの五年間、武田GmbHの子会社である武田 İlaç Sağlık Sanayi Ticaret Limited Şirketi(武田トルコ社)を通してトルコでの事業を行ってきたが、本買収により、中近東・アフリカ地域の最大市場で今後成長が見込まれるトルコへの投資をより強化するものとしている。

長谷川CEO(左)、ウェバーCOO(右)(写真:ホームページより)

<武田薬品について>
武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めている。詳細についてはhttp://www.takeda.co.jp/をご覧ください。
<Neutec社について>
Neutec社は、本社をトルコ・イスタンブールに、製造施設をトルコ・アダパザルに有するトルコのリーディング製薬企業のひとつです。Neutec社は、ブランド・ジェネリック医薬品および付加価値の高いジェネリック医薬品をトルコ、イタリア、ギリシャ、中東、アジアを含む世界各地の市場で製造・販売しています。同社は、現在、10%を超える年間成長を達成しており、各地域で急速に成長を遂げている製薬会社の一社として確立されています。同社は、最先端の製品の開発・販売、およびそれらと高い製造技術を組み合わせることで、この成長を達成しています。Neutec社は、呼吸器系疾患、吸入装置および発泡技術のリーディングカンパニーです。Neutec社は、すべての活動において、継続的に品質の向上に取り組んでいます。
(参考)武田薬品ニュースリリース薬事日報、ホームページより
弊社総合サイト:http://www.gm-group.net
米国進出専用サイト:http://www.gm-group2.net
トルコ進出専用サイト:http://www.turkey-japan.com
ポーランド進出専用サイト:http://www.poland-japan.net

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