日本とトルコの「真心の交流」をテーマにしたヒューマンドラマ、日土合作映画『海難1890』が12月5日、全国309館で封切となった。
既に7月13日付けの当ブログ『新作トルコ映画』にて告知しているので、あらすじなど詳細はこちらをご参照頂きたい。
ほとんど国家的プロジェクトとも言える規模の大作で、多くのトルコファンが上映を待ち焦がれていたことと思う。
東映のHPには、
「初日・二日目の興行収入から“最終興行収入10億円超え”レベル」
「エルトゥールル号海難事故現場で本作ロケ地ともなった和歌山県では、2015年中トップの初日興行成績を記録」
など、その好調な滑り出しを喜ぶ言葉が躍っている。
実際、和歌山県内の映画館での初日動員数は6247人で、興行収入は689万1300円を記録。
さすが地元、史実を映画化したこの作品への思い入れも並ではないようだ。
さらに、11月25日付け産経新聞によると、映画全国公開を前に、和歌山県串本町樫野にある「トルコ記念館」を訪れる観光客が続々と増え、今年6月のリニューアルオープンから10月末までに来場者は1万1500人を超えたという。町は「公開後はもっと増える見込み」と意気込みを見せていると言う。
10月の来場者数3064人という記録を受け、町産業課の渡瀬裕基主事は、
「3千人を超えることはかなり珍しい。ツアー客のルートに組み込まれるようになった。今後、町内のほかの地域にも足を伸ばしてもらえれば」
と話している。
昭和49年に日本とトルコの友好の証しに開館した『トルコ記念館』。トルコ軍艦遭難慰霊碑の近くにあり、エルトゥールル号の模型や遺品、写真などが展示されているとのこと。
そのすぐ傍にはトルコ雑貨店もあるらしい。
http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/sisetsu.htm
映画を見て涙したら、一度この地を訪れて125年前の出来事を偲ぶのも良いかもしれない。
※『海難1890』公式HPはこちら
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