2016年3月31日木曜日

EVTEKSイスタンブール国際ホームテキスタイル展示会



 <トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

2016 517日~21日にかけて、ホームテキスタイルの国際展示会EVTEKSがイスタンブールにて開催される。
 
 
10万人の来場者(内4万は国外から)と、26か国から1000社以上の企業が出展する、ユーラシア最大のホームテキスタイルの展示会である。

 
主な商材は、

●カーテン ●絨毯/カーペット ●ソファ生地 ●寝室関連用品 
●浴室関連用品 ●遮光関連製品 ●壁紙

などである。 

WEBサイト>>>http://cnrevteks.com/

 
  EVTEKSに合わせて、トルコ共和国経済省は下記の通り各国からの4日間の視察団受け入れプログラム(515日~18日)を用意している。

トルコのテキスタイル部門は同国の最も力を入れている分野の一つでもあり、実際に高水準の品質と価格のバランスは世界的に評価されているところでもある。
現地の生産技術や業界動向について最新の情報を得るためにも、ぜひこの機会に視察団に参加されてみてはいかがだろうか。


 <スケジュール>

515日(日)               イスタンブール着

516日(月)               トルコ企業との顔合わせ

517日(火)               展示会・工場見学 等

518日(水)        イスタンブールより帰国

 

※トルコ共和国経済省としては、ホテル宿泊および朝食、商談場所、市内視察、空港ホテル間および展示会場への送迎等をご提供。(日本-トルコ間の航空費用は各自負担となる。)

 

 参加希望される方は52日までに、申し込み書に必要事項をご記入の上、トルコ大使館商務部まで送付のこと。


 

 ご質問等はトルコ共和国大使館商務部・担当:齋藤まで。

 【お申し込み先】  FAX03-3470-6280 e-mail: dttok@turkey.jp

【お問合わせ先】  TEL03-3470-6723     (担当:齋藤)

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2016年3月28日月曜日

『イスタンブールに投資すれば損はない』!?

<トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコの不動産投資部門がアツイ。

去る3月24日~26日の三日間、イスタンブール会議センター(Istanbul Congress Center)にて、不動産展示会『Cityscape Turkey』が開催された。

59カ国から3300件(内1500件が外国)もの投資家の事前予約が集まった展示会で、1万人近い来場者が見込まれている(3月25日時点)。出展者の約9割がトルコまたはトルコと提携している7か国から67社のスタンドだった。


Cityscapeは既に他の各国で開催されている不動産業界の展示会。
近年、建設と不動産の分野で世界的な大企業リーグに名乗りを挙げているトルコで、今回初めての開催となる。

Cityscape グループ社長のWouter Molman氏は、開会式にて、トルコでの開催を嬉しく思うと述べ、
「この展示会が、投資家・不動産デベロッパー・個人住宅購入者など全ての方々にとって実りあるオーガニゼーションとなることを願っている」
と話した。
http://www.cumhuriyet.com.tr/haber/ekonomi/504171/istanbul_da_emlak_sovu.html


また、カタールの不動産投資会社がトルコの不動産会社との戦略的提携を発表、その期待について、記者会見にて、
「イスタンブールに投資する者が損をすることはあり得ない」
と強気の談話を発表している。
 以下3月28日付けMilliyet紙より。



カタール最大の不動産投資会社Mazaya QatarのCEOであるHamad el-Hedfa氏は、トルコ不動産市場の投資機会が中長期的に継続するとの見方を示し、「イスタンブールの不動産価格は、欧州の多くの都市よりも安い。イスタンブールに投資をして、損をすることは考えにくい」と話した。

Hedfa氏は、国内及び国外で投資家に提案するためトルコで設立予定の、短期で2億5千万ドル規模に達すると予想される不動産投資ファンドに関して、Mazaya Qatar社とGlobal Menkul Değerler間で結ばれた戦略的提携合意の後、アナトリア通信の記者の質問に応じた。

トルコがカタールにとって非常に重要であると指摘するHedfa氏は、経済的な意味でカタール人がトルコに大きな期待を寄せていると話した。

Hedfa氏は、トルコの不動産セクターの過去10年の発展を称え、
「我々は、トルコにおける機会と可能性が、この先のプロセスで中長期的にも継続すると信じている。従って、トルコに投資することを決定した」と話した。

ここ最近、トルコにおける不動産市場で徐々に機会が増えていること、またイスタンブールにおける不動産価格が欧州の数多くの都市よりも低いことを話すHedfa氏は、
「イスタンブールに投資をする投資家が失敗することはありえない。中長期的には必ず儲けが出るだろう」と話した。

『トルコの不動産市場に向けた地域的な関心が非常に強い』

トルコで不動産投資ファンドが設立され市場に出ることの重要性を説くHedfa氏は、この分野で真剣な投資を行ってきたこと、そしてその投資から利益が得られると信じている、と話した。

Hedfa氏は、
「カタールとトルコの間の戦略的マクロ提携と友好関係に加え、トルコ不動産市場に向けた非常に強い地域的な関心も考慮すると、この新規ファンドの構造がこの地域における個人または法人の投資家の関心を引くと確信している。」
と評価した。

『この道でトルコへの資本の流れが生まれる』
Global Menkul Değerler社CEOのErol Göker氏は、世界の資本と金融市場とトルコの不動産市場の間の架け橋は長年築かれて来なかった、国外の投資家に向けた我が国における投資機会の説明はまだ始まったばかりであると話した。

不動産投資連携の重要性を訴えるGöker氏は、昨今までトルコにおける最大の欠損が、不動産投資ファンドであると強調していた。

Göker氏は、近日中に資本市場委員会から最初の不動産投資ファンドへの許可が下りるのを待っており、以降国外からトルコへの資本の流れが生まれる必要があると述べた。

この件で、特に湾岸地域で長年勤務し国外でトルコの不動産市場を紹介してきたと話すGöker氏は、湾岸資本を動かす影響力を持つMazaya社がトルコに進出することの重要性を指摘した。

 http://www.milliyet.com.tr/-istanbul-a-yatirim-yapan/ekonomi/detay/2216949/default.htm
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2016年3月23日水曜日

FOODEX JAPAN2016トルコ出展企業②

<トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

 今回、トルコの出展内容で気になったいくつかをご紹介する。

Olivosというオリーブオイルの会社が作っているドライフルーツ加工品『fit fit』は、アプリコットやいちじく、デーツなどのドライフルーツのペーストを用いたヘルシーなスイーツ。直径5cm程度の薄い円形にギュッとまとめられたスナック的なもので、砂糖不使用で低カロリー、クルミやアーモンドといったナッツなどと組み合わせた食感も楽しい。ちょっと小腹が減った時にうってつけだ。コーヒーブレイクのお供にも良さそう。ヘルシー志向の女性向けに、日本でも展開したら受けるのではないかと思う。(少なくとも、一個100円くらいなら私は買いたいと思う)



ドライフルーツ天国のトルコ、代表的なのはやはりアプリコット、レーズン、イチジクで、毎年FOODEXのトルコ・パビリオンではこれらの製品の出展を多く目にするが、今年新設されたHALL9の『オーガニック&ウェルネス』コーナーで、トルコ発の少々目新しいドライフルーツを発見した。

『緑茶エキス配合サルタナレーズン』

レーズンと緑茶の組み合わせとは?緑茶味のレーズン?
どういったものか気になって詳細を聞いたところ、緑茶エキスを注入したレーズンということで、緑茶の健康成分のみを取り入れた機能性食品ということらしい。
実際に食してみたところ、味はふつうに美味しいレーズン。ソフトタイプとドライタイプの二種類ある。
ドライフルーツの持つ食物繊維に、緑茶のポリフェノールやカテキンなどの有効成分を合わせた健康食品。心血管疾患、糖尿病、癌などの予防効果が期待できるという。
イズミル高等技術研究所教員で食品技術学部長であるアフメット・イェメニジオール博士教授の発案により、トルコ科学技術研究評議会の産業研究開発プロジェクトの一環で資金援助を受けて、KFC食品が自社の研究室で開発に成功した製品とのこと。製品化するまでに2年かかったそうだ。

   

「抹茶味」「緑茶味」の食品は世の中多く出回っているが、「緑茶機能付き」の食品というのは初めて聞いた。味に変化がない点で一見渋いやり方だが、機能面に特化して開発されたというのは興味深い。消費者がどのような反応をするか、先行きがとても気になる製品である。


もう一つ、目を引いたのがこちら。KENTONというブランドの、スイーツの素シリーズ。
        

『キッチンの頼もしい味方』が謳い文句のこのブランド、各種ケーキミックスやプディングミックスをはじめ、チョコレートソースの素、フルーツソースの素、ゼリーの素、カスタードクリームの素、ホイップクリームの素など、ホームメイドのスイーツを手軽に作れるアイテムが目白押しだ。
チョコレートプリンやバナナプリンなどの定番の味は当然ながら、トルコの伝統的なスイーツも簡単に作れるミックスになっている。大半が牛乳を入れて火にかけるだけ、という、お子様にも無理なく自家製スイーツが作れる、まさに『キッチンの頼もしい味方』。イメージとしてはハウスの『フルーチェ』が近いかと思うが、バリエーションの豊富さは圧倒的。トルコのとろとろ系のスイーツもとても美味しいので、これはぜひ一刻も早く日本に入ってきてもらいたい。

ちなみに、頂いたサンプルを使って、我が家の6歳と9歳の男児二人がホワイトデー用に作ったバニラ・プリンとストロベリー・プリンの写真も掲載。お菓子作りの経験乏しい子どもでも、ちょっとこじゃれた感じのお返しを難なく作ることができた。

        

 以上、独断と偏見によるFOODEXトルコ食材レポートでした。
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FOODEX JAPAN2016トルコ出展企業①


<トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>
 
去る3月8日(火)~11日(金)、幕張メッセで開催されたアジア最大の食品展示会であるFOODEX JAPAN2016は、世界の78の国と地域から3197社が参加し(国内1262社・海外1935社)、4日間で76532人の来場者で賑わった。

トルコからは41社が出展。トルコ・パビリオンには36社、パビリオン外で5社が出展した。



今年のトルコ・パビリオンでは、トルコの食品を用いて大地に降り注ぐ恵みを表現したインスタレーションがひときわ目を引いた。



降り注いでいるのはキャンディやグミなどのお菓子であったり、スパイスやハーブであったり、ドライフルーツであったり、果てはまるまるとしたフレッシュな果実まで。トルコのポップなデザイン力には毎度のことながら唸らされる。

MBTG(パスタ・ブルグル・豆類・植物油プロモーション・グループ)では、例年のようにスープやパスタ、ブルグルなどの試食が大盤振る舞いされていた。ここで出されるレンズ豆のスープは本当に美味しいと思う。
MBTGのジェヴヘル氏によれば、2016年は国連の『国際豆年』に制定されているそうで、今年はトルコ産のヒヨコ豆やレンズ豆といった産品の輸出に大いに期待を寄せているらしい。

※ちなみに国際豆年は、国際的な豆類の団体であるシシルズ(CICILS:国際豆類貿易産業連合)が2年前からFAOに働きかけて結実したそうで、豆類の豊富な栄養価、環境に調和した農業の実現、食料安全保障に適した生産性を世界にアピールするのが目的。そしてそのシシルズの会長はトルコ人のハカン・バフチェジ氏。


豆類だけでなく、トルコの小麦製品も一押しだ。
マカロニ、パスタ類は大きさや種類も豊富。グルテンフリーや糖尿病患者向けなど、最近のトレンドもしっかり取り入れている。

 

こちらは、池袋にあるトルコ・パン屋さんが作った「糖尿病向け小麦粉使用のスィミット(ゴマ付きパン)」の大盤振る舞い。     ↓        ↓        ↓



もう一つ、トルコ・パビリオンが近年特に力を入れているのが、「コンフェクショナリー」部門である。
ピンクとホワイトのストライプ模様がポップな「トルコ・コンフェクショナリー・プロモーション・グループ」のブースでは、可愛らしい小箱に入ったバクラヴァやロクムの配布はもちろん、今年はアメ細工の実演まで!
 



陽気なデモンストレーターのお兄さんが、通りがかる来場者をつかまえてはペロペロキャンディ作り体験をさせてくれる。
 
※細長く伸ばしたカラフルな飴をねじって丸めて棒に刺す。


飴を引き延ばす作業に駆り出された弊社のスタッフは、手に飴をひっかけるフックを持たされ、「君はフック船長だ!」と言って海賊風の帽子とジャケットを身に着けさせられた。

   

「のび~るアイス」しかり、トルコのこの手の客いじりは伝統芸だ。
(しかしこのお兄さんは実はドイツ人だったというショック)

気になるトルコの出展内容について、まだまだ続く。
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