トルコの不動産投資部門がアツイ。
去る3月24日~26日の三日間、イスタンブール会議センター(Istanbul Congress Center)にて、不動産展示会『Cityscape Turkey』が開催された。
59カ国から3300件(内1500件が外国)もの投資家の事前予約が集まった展示会で、1万人近い来場者が見込まれている(3月25日時点)。出展者の約9割がトルコまたはトルコと提携している7か国から67社のスタンドだった。
Cityscapeは既に他の各国で開催されている不動産業界の展示会。
近年、建設と不動産の分野で世界的な大企業リーグに名乗りを挙げているトルコで、今回初めての開催となる。
Cityscape グループ社長のWouter Molman氏は、開会式にて、トルコでの開催を嬉しく思うと述べ、
「この展示会が、投資家・不動産デベロッパー・個人住宅購入者など全ての方々にとって実りあるオーガニゼーションとなることを願っている」
と話した。
http://www.cumhuriyet.com.tr/haber/ekonomi/504171/istanbul_da_emlak_sovu.html
また、カタールの不動産投資会社がトルコの不動産会社との戦略的提携を発表、その期待について、記者会見にて、
「イスタンブールに投資する者が損をすることはあり得ない」
と強気の談話を発表している。
以下3月28日付けMilliyet紙より。
カタール最大の不動産投資会社Mazaya QatarのCEOであるHamad el-Hedfa氏は、トルコ不動産市場の投資機会が中長期的に継続するとの見方を示し、「イスタンブールの不動産価格は、欧州の多くの都市よりも安い。イスタンブールに投資をして、損をすることは考えにくい」と話した。
Hedfa氏は、国内及び国外で投資家に提案するためトルコで設立予定の、短期で2億5千万ドル規模に達すると予想される不動産投資ファンドに関して、Mazaya Qatar社とGlobal Menkul Değerler間で結ばれた戦略的提携合意の後、アナトリア通信の記者の質問に応じた。
トルコがカタールにとって非常に重要であると指摘するHedfa氏は、経済的な意味でカタール人がトルコに大きな期待を寄せていると話した。
Hedfa氏は、トルコの不動産セクターの過去10年の発展を称え、
「我々は、トルコにおける機会と可能性が、この先のプロセスで中長期的にも継続すると信じている。従って、トルコに投資することを決定した」と話した。
ここ最近、トルコにおける不動産市場で徐々に機会が増えていること、またイスタンブールにおける不動産価格が欧州の数多くの都市よりも低いことを話すHedfa氏は、
「イスタンブールに投資をする投資家が失敗することはありえない。中長期的には必ず儲けが出るだろう」と話した。
『トルコの不動産市場に向けた地域的な関心が非常に強い』
トルコで不動産投資ファンドが設立され市場に出ることの重要性を説くHedfa氏は、この分野で真剣な投資を行ってきたこと、そしてその投資から利益が得られると信じている、と話した。
Hedfa氏は、
「カタールとトルコの間の戦略的マクロ提携と友好関係に加え、トルコ不動産市場に向けた非常に強い地域的な関心も考慮すると、この新規ファンドの構造がこの地域における個人または法人の投資家の関心を引くと確信している。」
と評価した。
『この道でトルコへの資本の流れが生まれる』
Global Menkul Değerler社CEOのErol Göker氏は、世界の資本と金融市場とトルコの不動産市場の間の架け橋は長年築かれて来なかった、国外の投資家に向けた我が国における投資機会の説明はまだ始まったばかりであると話した。
不動産投資連携の重要性を訴えるGöker氏は、昨今までトルコにおける最大の欠損が、不動産投資ファンドであると強調していた。
Göker氏は、近日中に資本市場委員会から最初の不動産投資ファンドへの許可が下りるのを待っており、以降国外からトルコへの資本の流れが生まれる必要があると述べた。
この件で、特に湾岸地域で長年勤務し国外でトルコの不動産市場を紹介してきたと話すGöker氏は、湾岸資本を動かす影響力を持つMazaya社がトルコに進出することの重要性を指摘した。
http://www.milliyet.com.tr/-istanbul-a-yatirim-yapan/ekonomi/detay/2216949/default.htm
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