今回、トルコの出展内容で気になったいくつかをご紹介する。
Olivosというオリーブオイルの会社が作っているドライフルーツ加工品『fit fit』は、アプリコットやいちじく、デーツなどのドライフルーツのペーストを用いたヘルシーなスイーツ。直径5cm程度の薄い円形にギュッとまとめられたスナック的なもので、砂糖不使用で低カロリー、クルミやアーモンドといったナッツなどと組み合わせた食感も楽しい。ちょっと小腹が減った時にうってつけだ。コーヒーブレイクのお供にも良さそう。ヘルシー志向の女性向けに、日本でも展開したら受けるのではないかと思う。(少なくとも、一個100円くらいなら私は買いたいと思う)
ドライフルーツ天国のトルコ、代表的なのはやはりアプリコット、レーズン、イチジクで、毎年FOODEXのトルコ・パビリオンではこれらの製品の出展を多く目にするが、今年新設されたHALL9の『オーガニック&ウェルネス』コーナーで、トルコ発の少々目新しいドライフルーツを発見した。
『緑茶エキス配合サルタナレーズン』
レーズンと緑茶の組み合わせとは?緑茶味のレーズン?
どういったものか気になって詳細を聞いたところ、緑茶エキスを注入したレーズンということで、緑茶の健康成分のみを取り入れた機能性食品ということらしい。
実際に食してみたところ、味はふつうに美味しいレーズン。ソフトタイプとドライタイプの二種類ある。
ドライフルーツの持つ食物繊維に、緑茶のポリフェノールやカテキンなどの有効成分を合わせた健康食品。心血管疾患、糖尿病、癌などの予防効果が期待できるという。
イズミル高等技術研究所教員で食品技術学部長であるアフメット・イェメニジオール博士教授の発案により、トルコ科学技術研究評議会の産業研究開発プロジェクトの一環で資金援助を受けて、KFC食品が自社の研究室で開発に成功した製品とのこと。製品化するまでに2年かかったそうだ。
「抹茶味」「緑茶味」の食品は世の中多く出回っているが、「緑茶機能付き」の食品というのは初めて聞いた。味に変化がない点で一見渋いやり方だが、機能面に特化して開発されたというのは興味深い。消費者がどのような反応をするか、先行きがとても気になる製品である。
もう一つ、目を引いたのがこちら。KENTONというブランドの、スイーツの素シリーズ。
『キッチンの頼もしい味方』が謳い文句のこのブランド、各種ケーキミックスやプディングミックスをはじめ、チョコレートソースの素、フルーツソースの素、ゼリーの素、カスタードクリームの素、ホイップクリームの素など、ホームメイドのスイーツを手軽に作れるアイテムが目白押しだ。
チョコレートプリンやバナナプリンなどの定番の味は当然ながら、トルコの伝統的なスイーツも簡単に作れるミックスになっている。大半が牛乳を入れて火にかけるだけ、という、お子様にも無理なく自家製スイーツが作れる、まさに『キッチンの頼もしい味方』。イメージとしてはハウスの『フルーチェ』が近いかと思うが、バリエーションの豊富さは圧倒的。トルコのとろとろ系のスイーツもとても美味しいので、これはぜひ一刻も早く日本に入ってきてもらいたい。
ちなみに、頂いたサンプルを使って、我が家の6歳と9歳の男児二人がホワイトデー用に作ったバニラ・プリンとストロベリー・プリンの写真も掲載。お菓子作りの経験乏しい子どもでも、ちょっとこじゃれた感じのお返しを難なく作ることができた。
以上、独断と偏見によるFOODEXトルコ食材レポートでした。
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