2017年3月7日~10日、第42回FOODEX JAPANが幕張メッセにて開催されます。アジア最大級の国際食品・飲料展示会として知られているFOODEXには、国内外から3000社を超える出展者が集います。前回は78の国と地域から3197社が出展、約77,000人が訪れました。トルコは毎年エーゲ輸出機構をオーガナイザーとして、ナショナル・パビリオンの出展を実現しています。前回は36社がパビリオン出展、今回は40社に増やして、さらに多彩なトルコ産食材でパワーアップしたパビリオンにする予定です。
今トルコの食品輸出業界は、日本をはじめとする極東アジアに高い関心を払っています。食品自給率が39%(H27年度)で年間の食品輸入額が800億ドルにも達する日本市場。この市場への参入やポジション強化を目指す企業にとって、FOODEXは大きなチャンスです。トルコ経済省はFOODEXへの自国からの出展を促すために、これまで出展費用の50%を負担していましたが、その助成額を70%まで引き上げました。とりわけ、日本はトルコにとって戦略的重要輸出国で、双方がWIN-WIN関係になることが期待されています。
2016年1月~10月のトルコから日本への輸出額は約1億1,200万ドル(約123億円)。日本とトルコの長い友好の歴史に加え、近年オリーブオイルやドライフルーツ、ハーブといった健康的な食品のトレンドが盛んになっている日本市場はトルコにとって大きなチャンスと捉えられています。その需要に応えるためにも、トルコ産品は「品質」を追求し、日本市場での普及を目指しています。
トルコ政府は2004年に【TURQUALITY】政策を始動させ、現在も経済省管轄で進められています。これは、トルコが国際市場で自国ブランドを確立させたプレーヤーとなるために、「10年間で10の世界的ブランドを構築する」ことをスローガンとした国家的支援プラットフォームです。国が定める基準を達成した企業に認証を賦与し、その品質とブランド性を保証しようというもので、それに向けて各企業への支援・教育などを実施しています。
今、日本でのトルコ食材認知に向けたTURQUALITYプロジェクトが推し進められており、日本としてもトルコ産の「品質の一貫性」に向けた取組みに大いに期待したいところです。
FOODEX2017では、以下の食材および加工食品生産者の出展が待たれています。
・海産物
・トマトペースト、トマト缶
・ピクルス
・パスタ各種
・ドライフルーツ(アプリコット、レーズン、フィグ)
・ナッツ類(ヘーゼルナッツ、ピスタチオ)
・オリーブおよびオリーブオイル
・小麦粉および小麦粉製品
・ハーブティー、薬草、スパイス、ハーブ
・惣菜(肉または肉製品を除く)
・ダイエット食品
・卵
・鶏肉および鶏肉製品
・冷凍食品(果物・野菜含む)
・食品添加物
・有機食品
・インスタント・スープ
・調味料
・ビール、ブランデー、リキュール、ウィスキー、ワイン等アルコール飲料
・果汁、ミネラルウォーター、その他ノンアルコール飲料
ぜひ多彩にパワーアップしたトルコ・パビリオンをお楽しみに!!!
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