<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>
長崎に東京ドームが優に30個は入る広大な土地を持つハウステンボス*は、ポーランドのベンチャー企業「サウル・テクノロジーズ」に投資し、従来のものと比べて圧倒的にコストが低い太陽光発電の開発に取り組んでいます。
*長崎県にあるテーマパーク。単独のテーマパークとしては日本最大であり、2010年からは大手旅行会社HISの傘下に入っている。
現在の太陽光発電のコストは1ワットあたり約24円。新しく開発中の太陽光発電ではこの費用を6円にまで下げることができます。この数字は石油よりも安く、石炭並みか、それよりも低い価格だそうです。
また、太陽光発電では、夜には発電できないため、備蓄用の電池も同時に開発しています。従来のリチウム電池ではなく、植物系の原料を使うことで充電可能回数を増やしたり、原価を下げたりすることが可能だそうです。
テーマパークのハウステンボスが、太陽光発電の開発に乗り出すとは驚きですが、同園では今までにも、テーマパークの周辺で太陽光発電に関連するプロジェクトなどを行ってきていたようですね。
再生可能エネルギー100%で運営をするテーマパークになることができれば、注目を集めることは間違いないでしょう。
見た目もこれまでの太陽光電池とは違い、プラスティックのような素材で作られたぺらぺらの薄い板。完成すれば、安全性に疑問の残る原子力発電や、環境に影響のある火力発電所に変わる劇的なエネルギー供給源になるのではないでしょうか。
今後も注目していきたいプロジェクトです。
サウル・テクノロジー社(Saul Technologies)
本社:ワルシャワ、ポーランド
日本オフィス:東京都港区
Photo by Saul Technologies website
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