日本たばこ(JT)がポーランド中部のウッジ(Lodz)に加熱式たばこの新工場を建設します。
新たな工場で生産されるのは、加熱式の「プルーム・テック」と呼ばれるもの。
日本たばこは、今後数年間で海外への投資を増やす戦略で、今回のポーランドへの工場新設はこの投資の一環。
今回の建設で新たに約80名の雇用が見込まれており、ポーランド国内で日本たばごの従業員として雇用される人数は1800名を越えると見られています。
JTはこれまで、プルーム・テックの本体部分を中国、カプセル部分を静岡県で作っていました。ポーランドにはカプセルの生産設備が新設され、プルーム・テックの製造が国外でされるのは、ポーランドが初ということです。
ポーランドは、もともと男性の喫煙率が32.4% (2015年世界銀行のデータ)と高いのですが、近年電子タバコの人気は非常に高まっており、ショッピングモール内などでも吸っている人をよく見かけます。
今回、生産されることになる加熱たばこはポーランド国内でも販売予定で、スイス、米国を含む他の国々にも販路を広げる計画です。
先ずは、ポーランド国内で今後どのように需要が伸びていくか、注目したいところです。
Ludz (ウッチorウッジ)
ポーランドの産業・工業都市。ワルシャワ、クラクフに次いで人口が多く、かつては織物の産地として繁栄しました。
Photo by Ploom Tech Official Site
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