2013年7月18日木曜日

抗議運動

アメリカ各地で抗議運動が起こったのは、先週の日曜日ことでした。

ことの発端は、昨年発生したセキュリティ・ガードマンによる射殺事件の裁判の結果です。

ガードマンのZimmermen(ジマーマン)は事件当日、夜シフトの勤務中でした。勤務中、黒人少年 Martin (マーティン)が近くを通りかかったとき、彼はパーカーに付いていたフードをかぶっており、Zimmermen(ジマーマン)にしてみれば、不振人物に見えたようです。Zimmermen(ジマーマン)は、Martin (マーティン)に近づき、確認しようと話しかけますが、Martin (マーティン)の攻撃的な態度から事は急展開し、結果的にこの黒人少年を射殺してしまいます。

問題は、Zimmermen(ジマーマン)の取った行為です。彼はガードマンと言えども、警察官ではないので、不審者を見つけた場合は通報する事になっていましたが、それをせずに自分で行動に出てしまったことです。そして、攻撃的な態度を取られたとはいえ、この黒人少年Martin (マーティン)は、銃どころかナイフ一つ持っておらず、完全に無防備だったのです。


この裁判の状況は、常にテレビの話題になり、先週の土曜日に判決がおりました。

Zimmermen(ジマーマン)無実

これは、人種差別ではないかとアメリカ各地で抗議デモが起こりました。なぜ、無防備の17歳の少年は殺されて何の罪も与えないのかと。

ロサンジェルスでは、デモの人たちが高速道路に繰り出し、一時高速道路が封鎖されたほどです。その怒りは収まらず、次の日には暴動に走る人々が現れました。

表面上、法律でも定められているように人種差別は禁止されていますが、このような時に、人種差別の根強さ、それに対するいろんな人の考えが交錯し、考えさせられます。




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