2013年7月30日火曜日

夜中の珍事





アメリカ時間の夜11時少し前のことでした。
宿泊しているホテルの部屋の外から、何やら聞き慣れない音が聞こえてきました。

リーン、リーン、リーン・・・・

数分過ぎても、まだなっているので、気になって外に出てみると、目の前のホテルの建物から警報音がなり、ランプがクルクルとまわっていました!!
そして、大きなサイレンの音が近づいてきたと思ったら、消防車数台とパトカーが到着しました。

え〜っ、火事???

3階建てのホテルの建物の1階のお部屋のドアが開いていたのですが、上から滝のような水が流れ落ちているではありませんか!!
中にいる宿泊者は、半分呆然としているし・・・

この建物の3階には、お客様が2組宿泊していたのですが、親御さんは慌てた様子で下の階をご覧になっていました。

他の部屋からも人が次々と集まり、口々に「どうした?火事か?」と聞き合っています。
すると一人の女の子が、「火事ではありません。大丈夫です。火事ではありません。」と大きな声で説明しはじめました。

どうやら彼女が宿泊している2階のお部屋で、お父さんがアイロン台を上に持ち上げた時、天井に設置してあるスプリンクラーにあたり、その部屋全てのスプリンクラーから水が一斉に放出されていると、説明をしていました。

本当に、火事でなくてよかったですし、お客様の宿泊しているお部屋が1階でなくて良かったと思いました。

スプリンクラーを壊したご家族の荷物がすべて水につかったのは仕方がなくても、その下に宿泊していたお客様には非常に迷惑な出来事でした。

今回の事件から、アメリカの部屋についているスプリンクラーから出る水の量の多さと、消防車やパトカーの駆けつけるスピードの速さを身を持って学びました。


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