日本で≪トルコ・コーヒー×ロクム≫展開
<トルコとの貿易(輸出入)、トルコへの投資、トルコ新規市場参入を考える日本企業様へ>
日本のある大手コーヒーチェーンが、トルコ・コーヒーとロクム(ターキッシュ・ディライト)の組み合わせを導入するらしい、とのニュースを、7月3日付トルコ大手紙『VATAN』が報じています。
『【偉大なるペア】が日本と韓国を席巻するだろう』
トルコ・コンフェクショナリーPRグループの働きにより、『偉大なるペア』と称される≪トルコ・コーヒー×ロクム≫のセットが、日本と韓国でそれぞれ販売される。さらにその後はハリウッド映画への進出ももくろまれている。
輸出市場拡大のため、『美食の国』というテーマで展開するコンフェクショナリー グループは、日本と韓国で、【偉大なるペア】と称する≪トルコ・ロクム×トルコ・コーヒー≫の組み合わせを顧客に紹介する。
また、国外でも多く視聴されているトルコ・ドラマでプロダクト・プレイスメントの手法を用いてトルコ・コーヒーとロクムを露出していくため、制作会社とも打合せをしていく予定のコンフェクショナリーPRグループの別のターゲットは、ハリウッド映画にこのペアを持って行くことだ。
東京の展示会では【偉大なるペア】と強調してトルコ・コーヒーとロクムを展開。
軍艦エルトゥールル号事件の125周年記念式典でもスポンサーとして2500人にトルコ・コーヒーとバクラヴァを無料提供した。
これらの活動が参考となり、ある日本のコーヒーショップ・チェーンがこれからパイロットとなる店舗を決めていき、コンセプトが当たれば全店舗に拡大する方向で進めている。
日本のモデルケースは韓国でも展開予定。
PRグループ代表のヒダーイェット・カーディルオール氏は、
「韓国でトルコ・ロクムは非常に人気が高い。韓国側提携先の企業代表が言うには、トルコ・ロクムは韓国で死ぬ前に一度は食べたい7つの内に数えられているとのこと。450店舗展開するコーヒーチェーンでトルココーヒーとロクムのセットを提供する方向で現在話が進んでいる。我々はコマーシャル・フィルムを用意し、ターゲット市場の著名人を起用する計画を立てており、国外で視聴者の多いトルコ・ドラマでもロクムやコーヒー、菓子類を露出していきたい。その次の展開としてはハリウッドがある。公開予定の映画にも製品をプロダクト・プレイスメントでPRしていきたい」
「トルコの今年の輸出目標額は30億ドル。これまでトルコは周辺地域国への輸出を重視してきたが、今近隣地域は様々な問題を抱えている。そのため、経済省も支援する形で、より遠方の市場に重点を置くようになった。日本やアメリカで展示会に参加するのはこの戦略の一環であり、その次はメキシコ、ペルーが控えている。2023年の輸出目標は100億ドル。昨年28億ドルだった輸出額は、今年30億ドルに達することが期待されている。上半期目標は10%及ばなかった。下半期に期待している。」
と話した。
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ちなみに、この記事で触れられていた「東京の展示会」について調べてみたところ、今年3月に開催されたFOODEXのことでした。3月10日付け『Milliyet』紙で以下のように報じられています。
『“華麗なるペア”が日本を席巻!!』
トルコのコンフェクショナリー企業は、ロシア、ヨーロッパ、中東が危機に陥ると、600億ドルの日本市場にトルコ・コーヒーとロクム(ターキッシュ・ディライト)でもって進出。極東の味覚に合わせてアレンジされるトルコの美味が今から注目されている。
トルコ菓子・チョコレート・ビスケット類の紹介・輸出促進のために設立されたコンフェクショナリーPRグループは、世界最大規模の食品展示会FOODEXでデモンストレーションを行った。
10000人以上の日本の参加者にロクムとコーヒーの試食・試飲を行ったトルコのコンフェクショナリー企業は、複数の大企業と重要なコンタクトを取った。
トルコと日本の人々を互いに結びつけることとなった最も重要な出来事のひとつ、1890年に日本沿岸で座礁した軍艦エルトゥールル号と、救出されたトルコ海兵に対して日本人が示した親身な対応は周知の通りである。
5月に125周年を迎えるこの出来事を題材にした映画も現在撮影が進められている(※7月6日現在、既にクランクアップしています)。
PRグループは映画のシナリオにコーヒーとロクムが入るシーンを追加するよう、既に動いている。危機と混乱が絶えないロシア、中東、ヨーロッパに希望を見いだせないトルコ製菓セクターは、目先を極東と南米に向けた。
PRグループ代表のカーディルオール氏は、次のように話している。
「極東の人々は日常的にチョコレートや甘いものをさほど多く消費しないが、本物志向の食べ物を好む。従って、我々の本物の味であるロクムをまず提案した。600億ドルの日本市場でパイを取りたい。」
「トルコの周辺国で生じている輸出減少による損失を埋めるため尽力しており、現在ターゲットを日本と韓国に向けている。最初の仕事は、トルコの美食を極東の味覚に合わせることである。例えば、バクラヴァは日本では甘すぎるようなので、ある企業と合意して製法およびポーションを極東向けに調整する。」
「コンタクトを取った日本の投資家たちは、トルコを基地として利用したいと考えている。明治をはじめとする、トルコ企業に関心を寄せる日本の大企業の内、ある大手コーヒーショップ・チェーンもトルコ・コーヒー×ロクムの組み合わせを検討している。 」
現在、トルコの日本への輸出額は3億7500万ドルで、この60%が食品である。その内ほんの10%が菓子類である。
「トルコ周辺国では40%近いデヴァリュエーションが生じている。我が国の輸出は深刻な割合で落ち込んでいる。極東市場で埋め合わせをしたい。当グループのメンバーを大規模な輸入業者と一つ一つ繋げていくつもりだ。」
「トルコ・コンフェクショナリーPRのため、今年は『Delightland(美食の国)』というテーマを打ち出している。ドバイとドイツに続き、東京は三番目。2023年に100億ドルの輸出目標額に到達するため、さらに37か国に行って、トルコが『美食の国』であることを説明していく。日本ではトルコ製品に大きな関心が寄せられている。ただし、みなさんか製品を購入する唯一の条件がある、それは品質だ。」
「トルコの菓子類輸出は平均してキロ単価3ドル前後で推移しているが、日本のような市場では価格はキロ単価5ドルに上がる。したがって、量としてはより少なく、しかし金額としてより大きな輸出が可能となるだろう。」
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FOODEXからわずか4か月でこの急展開には驚きです。
日本でトルコ・コーヒーとロクムを楽しめる日は近い?
流行ってくれることを期待します!!
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