第二ボスフォラス大橋にはじまり、近年ではボスフォラス海峡横断鉄道マルマライ、イズミット湾横断橋など、トルコの大型公共建設事業において日本企業の活躍は見落とせない。
このほど、日本企業が関わる新たな建設事業スタートのニュースが報じられた。
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7月26日付Hurriyet紙
『ダーダネルスへの架橋に最初の一歩』
IHIと伊藤忠商事は、トルコ西部のダーダネルス海峡(トルコ名チャナッカレ)で世界最長級の吊り橋建設に向けて事業化調査を開始した。
完成すると主塔間距離が2000m超となり、現在世界最長である兵庫県の明石海峡大橋を抜くことになる。年内に費用を算出し、トルコ政府に報告される。入札は2016年以降に予定されており、中国企業及び韓国企業も名乗りを上げる可能性がある。
橋で有料のビジネスモデル
日経新聞の報じるところによると、IHIと伊藤忠はダーダネルス海峡で世界最長級のつり橋建設に向けた事業化調査を開始。両社は、トルコで今日までに実現した大型インフラ事業における実績を強調し、このプロジェクトの受注獲得も目指している。
トルコ政府は、事業者が橋の通行料を自動車から得て投資分に充てるビジネスモデルを検討している。
IHIはこの事業とは別に、イスタンブール近郊のイズミット湾において世界第四の長さとなる吊り橋を建設中。
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