ポーランド南部のソスノビエツ市で2018年11月27日~28日の2日間、自動車分野のB2Bイベントが開催されます。EFVや自動運転など、最近の新しいトレンドを背景に、メーカー間の国際的な連携を促進するのが目的です。
今回の開催は昨年に引き続き第2回目であり、自動車関連企業約300社が参加する予定となっています。在ポーランドのドイツ商工会議所、英国商工会議所、フランス商工会議所、オランダ商工会議所、ジェトロなどが後援しており、イベントへの参加は有料ですが、ジェトロを通じて申込めば、割引が受けられます。
イベントでは、1日目に行われるシンポジウムを始め、2日目には完成車のメーカーと、1次下請企業、2次下請企業との間のB2Bミーティングが実施されます。
自動車関連企業のポーランド進出は多く、日本からもトヨタ、ブリジストン、SUZUKIなどが進出しており、豊電子工業やサンデン・オートモーティブクライメイトシステムなど新たに工場を新設している企業も見受けられます。
photo by JETRO
イベントには、ドイツ、イタリア、インド、韓国など様々な国から関連企業が集う予定となっており、昨年の第1回よりも規模の大きなものとなりそうです。
ポーランドの自動車業界
ポーランドの近年の自動車登録台数は毎年伸びており、2018年6月の新車の販売台数は、前年同月に比べてトータルで11%の増加となりました。また、大型車やトラックの登録台数も増えており、3.5トン以上の大型車の2018年6月の登録台数は前年比8.8%の増加、またトラックの登録も8.7%の増加となりました。
また、2018年上半期の3.5トン以上の大型車の新規登録台数は、16,502台となり、この数字は前年の同時期に比べ14.5%の増加となりました。
(The Polish Automotive Industry Association:PZPM 報告による)
ポーランドの自動車業界は、国内で続く好景気が少なくとも今後6か月は続くであろうと予測しており、これに伴って自動車やトラックの売り上げも伸びていくことを予想しています。
国内外様々な企業がポーランドへ新たな工場を建設しており、筆者Yも国内のいたるところで高速道路の建設を含め、新たな道路整備工事が行われているのを目にしてきました。
ポーランド人の所有する車もほとんどがマニュアル車でしたが、オートマ車に買い換える人が周りに多くなってきたと感じます。
昨年のGDP成長率は3.5%とEU内で最高であったポーランド。
今後しばらくは、自動車業界の好景気は続きそうです。
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