2015年1月13日火曜日

ホテルオークラ、トルコ進出

東京オリンピック開催が決定され、2020年に向けて「東京ホテル戦争」が加熱している。一昨年以降、東京マリオットホテル、ハイアットホテルズの「アンダーズ」に続き、シンガポールを拠点とする高級ホテルのアマンリゾーツは大手町に昨年12月限定オープンしている。
2016年には大手町に三菱地所の再開発ビルのオープンが予定されており、外資系ホテルの誘致が確実視されている。昨年の海外からの訪日客が1300万人を突破し、2020年2000万人超えも視野に入ってきて大いに弾みがついている。
外資系ホテルの誘致合戦を主導しているのは大手不動産会社。超高級ホテルが入ればビルの格が上がり、高い賃料収入が期待できるからである。地価が高く採算割れすると尻込みをしていた外資系も、ビル全体でなく中高層階だけの運営なら収益は十分見込めるとの判断から外資系高級ホテルのラッシュ状態になっている。
そんな中、ホテルオークラはトルコに進出を決めた。2020年までにイスタンブールやアンカラなど主要都市で5ホテルの開業を目指す。日本のホテル大手がトルコに出るのは今回がはじめて。欧州やアフリカ、中東等からの旅行者が多いトルコで「オークラ」の名前を知ってもらい、2020年の東京オリンピックに向けて拡大する外国人需要の国内での取り込みが狙い。
ホテルオークラ
オークラはJALホテルズの「ホテルニッキー、ブランドの使用も検討する。ホテルの開発・運営を行う合弁会社の資本金は約5千万円で、オークラが44%、トルコのホテル運営会社等が56%を出資する。リッチ選定、ホテルの設計、運営、従業員研修等は一切オークラ主導で進める。
オークラがトルコに進出を決めたのは正解である。
国別の外国人観光客数の順番をみても、第一位はフランスで8000万人を超えている。
第2位以下、米国、中国、スペイン、イタリア、そしてトルコが英国を抜いて国別で6位。2012年は3,560万人が訪れ、エーゲ海と地中海沿いのリゾート地は北欧やロシアからの観光客で大変な賑わいで、アンタルヤはその最たる所である。
MICE (meeting, incentive, congress/convention, exhibition/event)の有力なデスティネーションとして、トルコは温泉の施設整備にも力を入れており、このタイミングでのオークラのトルコ進出は戦略的と評価できる。


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2015年1月5日月曜日

日本、戦後70年の節目

皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年は多くの尊い命が失われた第二次世界大戦の終結から、70年の節目となる年です。19458月、広島と長崎に原爆が投下、日本のポツダム宣言受諾により太平洋戦争はやっと終了しました。日本の戦死者は約212万人、空襲による死者は約24万人でした。

2015年、世界はどのように変わろうとしているのか。グローバルな世界の動きの中で、日本の立ち位置を見直し、日本の進むべき方向を見定める大事な年になります。日本の企業にとっても全く同じ視点での取組みが求められます。

焼け跡闇市の時代から、世界第2位の超大国にいっきに上り詰めた日本、当時は「エコノミックアニマル」と周りから妬みと羨望の目で見られ、そう呼ばれもしました。やがて、「モーレツ」から「ビューティフル」へ。そして、バブルもはじけ「失われた日本」へと突入しました。

1964年に東京オリンピックを経験し、1970年の万博を経て、日本は名実共に世界の仲間入りを果たしました。2020年、日本は2度目のオリンピックを迎えます。「第32回東京オリンピック・パラリンピック競技大会」のビジョンは「Discover Tomorrow、未来をつかもう」です。成熟都市、東京で開催することで確立されたインフラや安定した社会から生まれるあらゆる恩恵を示すことに開催意義があると言われています。同時に1964年の東京大会のときに生まれた日本国民の団結と誇り、自信を今一度思い起こす格好の機会でもあります。

私たちは、「企業のグローバル化を支援する多国籍プロ集団」として、今年もアメリカ、トルコ、ポーランドを主な対象国として皆様のミッション達成支援に少しでもお役立ちできることを目指してまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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