2016年11月10日木曜日

トルコ食材の魅力 その2~2016/17シーズン、エーゲ地域の柑橘類生産量予測は?

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>


2016/17シーズンのエーゲ地域の柑橘類生産量予測が発表され、地域の生産者の顔をほころばせています。

エーゲ青果物輸出企業組合は、地域の柑橘類生産量把握のためエーゲ農業調査機関に調査を依頼。調査チームはエーゲ地域のイズミル、ムーラ、バルケシル、アイドゥンで、生産者たちと直接対面しながら調査を進め、結果、エーゲ地域の柑橘類生産量合計は2016/17シーズンで511,711トンに達すると予測しました。

柑橘類生産量予測チームは、マンダリン生産量は219,533トン、レモンにおいては68,336トンで増加が見込まれているとする一方、オレンジは221,302トン、グレープフルーツは2,540トンと減少すると予測しています。

トルコ輸出業者協議会議員でありエーゲ青果物輸出業者組合会長のルザ・セッヤール氏は、
「エーゲ地域の柑橘類生産量は今シーズン15%増で品質も上々。ロシアへの輸出が再開し、生産者・輸出業者ともに顔がほころぶシーズンに」と言及し、更に「トルコ柑橘類の主要輸出先はロシアで全体の35%を占め、マンダリン、レモン、グレープフルーツの対ロシア輸出が第一位、オレンジは二位。シーズンのスタートに合わせロシア市場が開かれたことで生産者・輸出業者は勢いづき、セクターすべての関係者の努力が報われそう」と期待を寄せています。

輸出品目としては、レモンとマンダリンがほぼ同率首位となっています。トルコ料理に欠かせないレモンは、およそ70か国に輸出され、世界中の食卓に届けられています。
日本ではトルコ産柑橘類ではグレープフルーツが解禁されています。地中海沿岸で育まれたトルコ自慢の味、ぜひ日本にももっと多くの種類が届いてほしいですね。


トルコの2015年柑橘類輸出
製品名輸出額(USD)
レモン298.072.768,34(≒約298億円)
マンダリン298.045.722,63(≒約298億円)
オレンジ168.644.710,27(≒約168億円)
グレープフルーツ75.512.294,61(≒約75億円)
合計840.275.495,85(≒約840億円)

輸出先ベスト3【レモン】
1. ロシア73,800,000ドル(≒約73.8億円)
2. イラク42,000,000ドル(≒約42億円)
3. サウジアラビア29,000,000ドル(≒約29億円)

輸出先ベスト3【マンダリン】
1. ロシア144,800,000ドル(≒約144.8億円)
2. イラク67,000,000ドル(≒約67億円)
3. ウクライナ35,000,000ドル(≒約35億円)

輸出先ベスト3【オレンジ】
1. イラク69,500,000ドル(≒約69.5億円)
2. ロシア54,500,000ドル(≒約54.5億円)
3. ウクライナ14,000,000ドル(≒約14億円)

輸出先ベスト3【グレープフルーツ】
1. ロシア21,000,000ドル(≒約21億円)
2. ルーマニア6,500,000ドル(≒約6.5億円)
3. オランダ5,700,000ドル(≒約5.7億円)
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